旬の食材を旬の時期に食べる。そんな当たり前でとても贅沢なことを、懐石料理をご注文頂いたお客様には楽しんで欲しいと思っています。季節に合わせて内容を変えながら、播磨屋に百三十年間受け継がれてきた料理旅館の心よりのおもてなしです。

この地でお客様をお迎えして百三十年。今も変わらぬ想いを胸に、「お料理でおもてなしをする」。この信念を曲げずに真面目に取り組んでいきます。お店の中が古かったり、高級店からすると見劣りするところはあると思うんです。ただ、お料理だけは、裏切りません。

一から出汁を取り、手間暇をかけるのは、遠くから来てくださるお客様へ精一杯のおもてなしをしたいから。この出汁の味が料理の基本であり、四代目季哲が京都の料亭で学んだ職人の技。丹波らしい、素朴でいて芯のあるお味でみなさまをお迎えしたいと思っています。